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【2025富士ヒル直前】本番2日前にこれまでを振り返りつつ抱負を述べる

【2025富士ヒル直前】本番2日前にこれまでを振り返りつつ抱負を述べる

執筆者: 樫部結香

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読む時間 1 min

こんにちは、ロードバイク用サングラスのオンラインストアを運営しているかっしーと申します。


第21回Mt.富士ヒルクライム(2025年6月1日開催)まで、いよいよあと2日となりました!


いまは移動のため新幹線に乗っています。


振り返ってみるとこの数ヶ月はあっという間に過ぎました。


Instagramでトレーニングの様子をストーリーズに載せていたので、富士ヒルに出ることと練習をしていることをご存知の方もいらっしゃると思います。


  • 私のスペックは?
  • そもそもなぜ富士ヒルに出ようと思ったのか?


については、


人生初のFTPテストをした下記の記事をご覧ください。

執筆者:かっしー

ロードバイク歴6年目の32歳女性。

ヒルクライムやロングライドで身体を追い込みがち。

ウェアやサングラスが好きすぎて、理想を追求すべくロードバイク用サングラスブランド「being」を設立。

福岡県を中心に、徐々に活動範囲が広がっているという噂。

beingのストアはこちら

ざっくりこれまでを振り返る

まずは富士ヒルへのエントリーを決意してから今日を迎えるまでの流れを簡単に振り返りたいと思います。


時系列 出来事
2024/11/6
とあるライドで「富士ヒル」出たら面白いかもねと言われる
2024/12/1
パワーメーターを購入
2024/12/9
人生初のFTPテスト実施
2024/12/10〜
特にトレーニングせず
2025/1/2
ランニングをスタート
2025/1/8
正月太りで57.90kgに!社会人になってからの最高体重更新
2025/1/18
某恩人からTacxのスマートローラーを譲り受ける
2025/2/8
2度目のFTPテスト実施
2025/2/12
スマートローラーが使えるようになり、ついにZwiftトレーニング開始!
2025/2/14
富士ヒルの申し込みが完了!
〜2025/3/15
23時頃帰宅して深夜にトレーニングする日々
2025/3/23 メボロゴーラウンド(対馬TT)★FTP更新!
2025/3/24
トレーニング内容の大きな方向転換
2025/3/29
バイクの軽量化を検討し始める
2025/4/1
食事制限開始
2025/4/12
ペダリング&ダンシングの技術練習実施
〜2025/4/30
トレーニングを積み重ねてどんどん強くなっていく実感が!
2025/5/10
ツール・ド耶馬溪Sコース完走
2025/5/15
SST×2の簡単なメニューがこなせず…どうした自分!?
2025/5/16〜2025/5/22
練習ボリュームを落として調整に入る
2025/5/20
減量終了
2025/5/23
体調を崩す
2025/5/25
3回目のFTPテスト撃沈
2025/5/26
パワメの設定不足が発覚
2025/5/27〜2025/5/30
いろいろあったけど絶好調
〜現在に至る〜

こう見たら、かなり中身の濃い半年ちょっとでしたね〜。


本格的なパワートレーニングを始めたのは2月の中旬からなので、トレーニング期間は実質3ヶ月半です。


この中でも特に印象に残っている出来事を紹介していきたいと思います。

全ての始まりの日

まず一番最初の


とあるライドで「富士ヒルに出てみたらおもしろいかもね」と言われた話


なのですが、全ての始まりはこの日だと私は思っています。


今では月1回ペースでライドするライド仲間なのですが、11月に初めてのメンバーで結構ハードなロングライドをしました。


この時に


かっしーさん結構体力あるんやね


4.5倍で引いてもついてくるんだけど!


富士ヒル出たら意外と上位狙えるかもしれないよ


と言われ、初めて


「パワー」と「パワーウェイトレイシオ」に興味が湧いたのを覚えています。


4.5倍でついてくるんだけど!の意味することが全く理解できず、あとで色々調べてみたけど結局よく分からなかった記憶があります(笑)

この日からパワーメーターのことを調べまくり、翌月にはちゃっかり購入し、FTPテストまで実施しました。


ちなみにパワーメーターはFavero Assioma DUOです!

スマートローラーが無ければトレーニングはできなかった

私は日中にトレーニングができる生活環境がありません。


そのため、トレーニングをするのなら早朝or夜間の二択で、


「どんな辛いトレーニングよりも朝が苦手」な私は早朝にトレーニングをするという選択肢がなく(笑)


そして、夜間は屋外でトレーニングするのが怖いからという理由で、トレーニングするならZwiftがいい!と思っていました。


年末年始にかけていろいろなスマートローラーを調べて購入を検討していたのですが、ある日某恩人の方から「家に使ってないスマートローラーあるから使う?」と声をかけていただき、


とても良心的な価格でTacxのNEO 2T Smartを譲っていただいたのでした。

Emonda SL7をローラー用に使うのはもったいないですが、


Emondaがあるおかげでスマートローラーをつけたまま部屋に設置して、いつでもZwiftできる環境が整いました!


実は一部パーツが破損していたので受け取ってから使えるようになるまでしばらく時間がかかったのですが、


人生初のZwiftが楽しすぎて2〜3月はどんなに疲れていても楽しくトレーニングができていました。


ちなみに2〜3月は個人的にとても忙しい時期だったので、


毎日23時頃に帰宅して、深夜からトレーニングをする毎日でした。


今思うとそんなのもう無理!


と思いますが、あの頃はトレーニングが肉体の疲れを凌ぐ癒しになっていました(笑)


トレーニングについての知識が皆無だった私は、知人に「FTP上げるならSSTがいいよ」ともらったアドバイスを元に


ZwiftのSSTメニューを順番に試して、全部網羅するつもりでいました(笑)


1つずつ攻略していく感覚がゲームに似ている感じがしました。

人生初のタイムトライアルレース

3月の終わりには長崎県の対馬市で開催されたメボロゴーラウンドに参加しました。


実はこのレースがきっかけで、2つの意味で大きな方向転換が決定することになります。


  1. レースの結果が想像より良かったので、シルバー目指せそうな気がしてきた
  2. この時からトレーニングを見てもらうコーチ的な存在ができた


まずひとつ目のレースの結果についてです。


メボロゴーラウンドは個人タイムトライアルレースだったのですが、このレースで約33kmを平均時速34.4kmで走破しました。


この時のゴールタイムは57分49秒だったのですが、


ほぼ1時間の全力走ということでFTPの更新も発覚し、FTP208w(パワーウェイトレイシオ3.78倍)になりました!


レースの走行動画をYoutubeにアップしていますので、よろしければご覧になってみてください。



そこで、安易かもしれませんが


「ここから2ヶ月トレーニングを継続すればシルバーいけるんじゃ」


と思いました。


また、対馬から博多まで帰るフェリーの中で、


某恩人により某有名選手と会話できる機会をいただきました。(まだ某恩人と某有名選手が誰かは明かさないでおきます笑)


私がまだトレーニング始めたてであることと、タイムトライアルの結果を知ったその方は、


練習したらもっと伸びるよ!


と言ってくださり、その方のご厚意により、その日から練習メニューや体調の相談をさせていただくようになりました。


そういうわけで、それまではZwiftのSSTメニューを淡々と消化していくだけだったのですが、この時からは「富士ヒルを最優先目標とした富士ヒルのための練習」に切り替わりました。


このコーチな役割を果たしてくれた方は、


1から100まで細かく教えるのではなく、要点や考え方を伝えてくださって、細かいところはやる気や体調に応じて私に一任してくださいました。


これが私の性格にはとても合っていたんじゃないかと思います。


もともと人に言われた通りにやるのが苦手なタイプで、ある程度自分に裁量があった方が物事がうまく進むしストレスが少ないのです。


4月は鬼メニューをこなしまくり、減量もスタート

まず減量の話からですが、「好きなものを好きなだけ食べたい!」というわがままな私は、食事制限は絶対にしないと決めていました。


でも、減らないんです!!!体重が!!!(笑)


1kgくらい体重が減ったあとはずっと停滞していました。


そのため、極端な食事制限はしないことを徹底することを前提に、


  • 揚げ物は食べない
  • お菓子を食べない
  • 朝食は菓子パンをやめてオートミールに


という生活がスタート。


小腹が空いた時は干し芋を食べていましたが、慣れてからは間食をしなくても大丈夫になりました。


結果的に53.40kg(本日測定)まで落とすことができ、全部で4.5kgの減量をすることができました。


5月の中旬からは減量を意識するのはやめて、食べるものについては気を付けるけど量はしっかり食べる生活にシフトしています。


調整に入って練習量を減らしていたので体重が増えないか心配でしたが、うまく最低体重をキープできています。

また、富士ヒルに向けてこなしていたメニューは大きく分けて2パターンありました。


  1. FTPよりやや高い強度でインターバルトレーニングをする。富士ヒルを想定して合計60分こなす。

  2. パワーの絶対値を上げるために短時間高強度のインターバルをする


というものです。


Youtubeなどを見るとトレーニングのサイクルは私と同じような方が多いのではないかと思うのですが、


私の場合は


曜日 メニュー
月曜日 レスト or L2
火曜日 高強度練習
水曜日 L2
木曜日 高強度練習
金曜日 L2
土曜日 屋外でロングライド
日曜日 屋外でロングライド

のような感じで、


高強度の練習が連続しないように気を付けながら平日に2回高強度練習を実施。


週末は外でのびのびと走る。


というイメージです。


私が2月~3月にやっていたSSTは、FTPの88~94%でインターバルをするトレーニングですので、


全力以上で回すことはありません。


そのため「じんわりキツい」強度の練習を長い時間やる感じなのですが、


私は10分×6本のインターバルをFTPとほぼ同じかFTP以上で回す練習をしていたので、


毎回途中で諦めそうになりながらもなんとか完遂できるレベルの鬼メニューで、トレーニング開始前はいつも精神統一をしていました(笑)


また、これまでFTPを大きく超えるようなvo2max領域の短時間高強度のインターバルは全然やったことがなかったので、


1分×10本をFTPの130%~140%くらいの強度でやるメニューは本当にキツかったし、富士ヒルという目標が無ければやってなかったと思います。

5月に入ってから襲ってきた体調不良

4月はどんなにキツい練習でも、富士ヒルでいい結果を残したかったのと、自分の成長ぶりが嬉しいのとで頑張れていました。


しかし、5月に入ってから


  • いつもよりパワーが出ない
  • 疲れが取れない


と感じていました。


5月からは早朝にベストパフォーマンスを出せるコンディション作りのために「21時就寝・4時起床」の生活にシフトしていく練習をしていて、これが原因だったと思います。


21時布団に入るもののなかなか寝付けず、4時に起きた時には身体がだるおも…


おまけに私生活のあれこれが重なって、


いろいろやっていたらトレーニングする時間が無くなり、やむを得ず夜間にトレーニングをする➡当然翌朝は起きれない


という最悪なサイクルを繰り返していました。


そのため、早寝早起きチャレンジはほぼ失敗に終わっています(笑)


でも、富士ヒル10日前くらいからは一気にストレスが減り、精神的な休養もしっかりできていたので、


ここ一週間くらいは早く寝て4時台に起きるのが当たり前の生活になっています。

早寝早起したいのに思うようにできないという現実…


この、


やらないといけないことがあるのにできていない」という思考は、人を壊します(笑)


もっと軽い気持ちで向き合えたら良かったのですが、


「ダメな自分」を責める気持ちがあり、それが遂に体調に出ました。


富士ヒル8日前の5月23日(金)のことなのですが、


朝起きたら喉に違和感がありました。


その日は普通に仕事をしていたしトレーニングもしたのですが、昼からはイスに座っているのもしんどいような倦怠感もありました。


体調を崩してしまったのです😭


小さいころから「喉からくる風邪」は厄介で、


喉の違和感➡喉の強い痛み➡高熱


の典型パターンだったので「これはかなりヤバい」と焦りました!


ツール・ド耶馬渓(150km・3,100mアップ)があるのに直前まで高強度の練習を続けていたり、


練習ボリュームを落としてからも自分をちゃんと労われていなかったな…と反省しました。


結局、風邪薬と栄養ドリンクを飲んで、しっかり安静にしていたら2日後には良くなったので、この間一日の休養だけで済んだのは不幸中の幸いでした。

トレーニングの集大成?FTPテストの結果は微妙

風邪が治った翌日には実走でFTPテストをしました。


本当は土曜日に実施予定だったのですが、


風邪と天候不良が重なったので、日曜日に延期しました。


このFTPテスト、結果は203wのパワーウェイトレイシオ3.6倍というかなり不甲斐ない結果となってしまいました。


でも、私は落ち込んでいません!


なぜなら、


  • 体調不良の影響がある
  • 前半突っ込みすぎて垂れた
  • パワーメーターの設定不備があったことが後で分かった


という原因が分かったからです😇


実はバイクの軽量化のためにクランクセットを交換した後、パワーメーターのキャリブレーション設定をしていませんでした(笑)


完全にわたしの初歩的なミスなのですが、


これが原因でパワーが正しく表示されていなかった可能性が高いです。


5月に入ってから感じていた不調の原因はこれが関係していたかもな…と思いました。


前は80%くらいのイメージで踏んでも220w(4倍)で10分くらいは出ていたのに、


5月に入ってからは同じような感覚で踏んでも190~200wくらいしか出ませんでした。


FTPテストでのオーバーペースは「意識して踏まないとパワーが出ない」と勘違いしていた影響もあったと思われます。

パワーメータの設定をし直して外を走ってみたところ、感覚と数値が一致していたのでホッとしました。


そして先日10分間ほど「全力の一歩手前」で回してみたのですが、心拍の上がり方が穏やかで、足も余裕があったので、


機材も体調もようやく本番を迎える準備ができたような気がしています。

足回りのパーツ交換をしたら、かならずパワーメーターのキャリブレーション設定をしましょう!


パーツ交換をしなくても、定期的に実施しましょう!(笑)

バイク軽量化のためにパーツ交換をした時の記事もアップしています!

富士ヒルの目標は?

  • 直前に体調を崩していること
  • 現在の正確なFTPが分かっていないこと


から、正直ブロンズを確実に狙うのが堅実な作戦だと思うのですが、


初出場となる富士ヒルでは「シルバー」を目指したいと思います。


SNSでは「シルバー狙ってます!」と公言してはいなかったのですが、


4月に入ってからはシルバーを取るための練習をしていました。


今まで頑張ってきた自分を裏切りたくない!


やらずに後悔するくらいなら、やって後悔した方がいい!


と思っているので、自分が後悔しない走りができるように頑張りたいと思います。

富士ヒルではどういう走りがしたいか?


75分切りを意識した走りがしたいと思っているので、


バイクには74分のペース表を貼って走るつもりです。


また、序盤は勾配が高めの区間が続くので、最初はFTPを下回るくらいのペースで入って、1時間粘りたいです。


途中どんな結果になっていたとしても、最後はオールアウトしてゴールできるように全力を出したいと思っています!


先ほど移動中にYoutubeで昨年シルバーを獲った方の動画を観ていたのですが、


74分ちょっとでゴールしたその方は序盤10分でその日の最大心拍数に達していました。


酸素が薄くなっていく関係で単に心拍が上がりづらかっただけかもしれませんが、


私なら最初の10分でMAXに到達したら精神にきそう!と思いました。


富士ヒルを走った時の最大心拍数がどうなるのか分からないですが、できれば普段の最大心拍数の86%程度で最初の10分を過ごせたら嬉しいな…と思っています。

さてさて、これまでの振り返りも含めて書いていたらかなり長い記事になってしまいました。


ここまで読んでくださりありがとうございます。


トレーニングを始めてからたくさんの方に「応援してるよ!」と暖かい声をかけていただきました。


本番当日は自分の限界にチャレンジできるよう、ベストを尽くしたいと思います。

ちなみに富士ヒル当日はもともと雨の予報でしたが、今の天気予報では曇りの予想に変わりました!


本番当日は雨が降らず、路面もドライな環境で走れるといいですね!


晴天でない限り、偏光レンズのサングラスをかけて走ると視界が暗くなって前が見えづらくなる可能性がありますのでお気を付けください。


私は自分が運営しているブランド「being(ビーイング)」の調光サングラスLiberoをかけて走ろうと思います。


雨でも曇天でも晴天でも


バッチリ視界を確保できる便利な調光サングラスですので、気になる方はオンラインストアをチェックしてみてください!

執筆者:かっしー

ロードバイク歴6年目の32歳女性。

ヒルクライムやロングライドで身体を追い込みがち。

ウェアやサングラスが好きすぎて、理想を追求すべくロードバイク用サングラスブランド「being」を設立。

福岡県を中心に、徐々に活動範囲が広がっているという噂。

beingのストアはこちら