
【初心者必見】冬のロードバイクに最適な服装と装備について丁寧に解説
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はじめまして、ロードバイク用サングラスのオンラインストアを運営しているかっしーと申します。
寒い日が続いていますが、皆さんロードバイクには乗っていますか?
私はロードバイクが好きすぎて猛暑の夏も極寒の冬もライドに出かけます(笑)
でも、年々秋の気温が上昇しているため、本格的な冬が来た時の寒さには驚いてしまいます。
ロードバイクを始めたばかりの方は、アクセサリーなど最低限揃えなければならない物が多い中で
冬の気候に合ったウェアも購入する必要があるため
など様々なお悩みがあるのではないかと思います!
この記事では、冬(0~10度の気温を想定)の装備を揃えるために押さえるべきポイントから
初心者の方が陥りやすい間違いなど、
「私がロードバイクを始めたときに知りたかった」
情報を振り返りながらまとめています。
この記事を参考にしていただいて、冬も快適・安全にライドを楽しんでいただけると嬉しいです。
【冬でも快適に走るための3つのポイントが分かる】
冬の装備を買う際に気を付けたいポイント3点を解説しています。
【初心者が陥りやすい注意点が分かる】
私や身近な人が初心者の頃に試して失敗した点について解説しています。
【冬のライドで必要な装備が分かる】
具体的に、どのような装備が必要か、画像付きで解説しています。
【限られた予算で冬の装備を揃える方法が分かる】
お金をかけるべきポイント、節約できるポイントについて解説しています。
【冬場のサングラスについて気を付けておきたいことが分かる】
冬にサングラスを掛けるときの注意点について解説しています。
それでは早速見ていきましょう!
冬のライドはこれから説明する3つのポイントを意識して備えればOKです!
ロードバイクは自分の身ひとつで屋外を走ります。
モロに外気を浴びて冬のライドは寒い…
そんな時、初心者の方がまず思いつくことは
「厚着しなきゃ!」です。
実はこれ、必ずしも正しいとは言えません。
ロードバイクは身体を動かすスポーツなので、しばらく乗っていると身体が温まってきます。
私の体感では、5~10分も漕げば身体がポカポカしてきます。
長い距離を走ったり、ヒルクライムをしたりしていると汗びっしょりになります。
どんなに寒い時期でも走れば温まる。
そんな理由から、しっかりポイントを押さえたウェアを着ていれば厚着をする必要はないのです。
【ポイント1】では「厚着しすぎないこと」について解説しました。
実は、厚着をしすぎると「汗冷え」に繋ってしまうため、汗をかいた後のことまで考えて服を選ぶ必要があります。
この汗冷え、侮ることなかれ。
極寒の冬のライドで汗をしっかりかいた後に休憩で一旦足を止めると…
すんごく寒いんです!!!
この汗冷えとは、動いて汗をかいたあとに肌の水分が蒸発する際に体温が奪われる現象のことを言います。
汗(水分)は空気の約25倍の熱伝導率を持っており、肌やウェアに残った汗を放置してしまうと急速に身体が冷えていきます。
私が初心者の頃はこの汗冷えに悩まされ、ネットでいろいろなグッズを探し歩いたものです。
汗冷え対策のために必要なものは「優秀なインナー(ベースレイヤー)」です。
このインナーについては後述させていただきます。
この3つの「首」とはずばり、
首、手首、足首です。
この3つの「首」を温めると全員保温に効果的です。
理由は、血流の多い血管が皮膚の近くを走っているからです。
この血流の多い血管(動脈)を温めることによって、効率よく血流の多い部分を温めることができ、
つま先や指先などの末端にも温かい血流を運んで体温の低下を防ぐことができるんですね。
この3つの「首」を保温するためのグッズについても後ほど解説いたします。
ロードバイクに乗り始めたばかりの頃は、冬にどんな格好をして乗ったらいいのかさっぱり分かりません。
思いつくのは
くらいしか思いつきませんでした。
この初心者の時に私が実際に陥ってしまった失敗ポイントは2点あります。
ひとつ目は、「できるだけ厚着しよう」ということ。
前述した通り、できるだけ厚着をして、ポカポカの状態で走り出すと、すぐに汗をかいてしまいます。
この汗が「汗冷え」を招いてしまい、結果的に「極寒の修行ライド」を経験することになってしまうのです。
ふたつ目は、「ヒートテック」をインナーとして着ることです。
皆さんは普段寒い時期にプライベートで遊びに行くときにどのような対策をしますか?
私含め、ほとんどの人がUNIQLOの防寒商品である「ヒートテックを着る」という回答をするのではないでしょうか。
ヒートテックは高い普及率を誇っているため、防寒対策=ヒートテックという発想になりやすいです。
インナーを着て温かさを保つこと自体は間違いではないのですが、
ヒートテックの主な素材はレーヨン、アクリル、ポリエステル、ポリウレタンの4種類の繊維でできており、
ポリエステルは「水分を素早く吸収し乾かす」
レーヨンは「吸湿発熱効果が高く、肌から放散される水蒸気を吸水する」
という効果が期待できます。
しかし、少量の汗ではその効果が期待できる一方で、ロードバイクのように大量の汗をかくスポーツをした際には
たくさんの汗を吸収し乾かすことはできないため、汗を吸って濡れたまま冷えてしまう結果となるんですね。
ヒートテックは日常の防寒対策としては優秀なのですが、スポーツには向かないため、目的に合ったインナーを着用しましょう。
(以前、「今日はヒートテック2枚着てきた!」と意気込んでいた友人が汗冷えで凍えていたことがあります😭)
さて、ここまでは冬の防寒対策に関する基本的な情報をお伝えしました。
「気を付けることは分かったけど具体的に何が必要なんだ?」
という疑問にお答えすべく、ここからは具体的なウェアの種類を挙げていきたいと思います。
文章で説明するよりも画像の方が分かりやすいと思って、
私が普段来ている冬用のウェアを用意してみました。
上から
となっております!
ここからは、それぞれのウェアを選ぶ時のポイントを解説していきます。
(男性の方は関係ない話ですみません…)
女性特有の悩みなのですが、汗でスポーツブラが濡れるとめちゃくちゃ寒いです!
肌にピタッとしたウェアなので、汗で冷たくなったスポーツブラの不快感は言葉に表せないものがあります。
そんなスポーツブラはファインテックのドライレイヤーブラを使っています。なんとこちらの商品、登山用です。
大量の汗をかき、立ち止まると汗冷えに悩まされるという点で登山とロードバイクは似ているのですが、
とにかく汗冷え対策に特化した商品となっており、たっぷりかいた汗が素早く乾いて快適に過ごせます。
ただしバストのサポート力はあまり無いので、振動が激しいロードバイクにはあまり向いてないというデメリットもあります。
お値段が張るのでまだ試せていないですが、サイクルウェアブランドが出しているスポーツブラも、今後試してみたいです。
主に頭と耳を寒さから守るために着用します。
なくてもなんとかなりますが、あった方がいいです(笑)
ヘルメットは風通しが良いのでスースーしますし、耳が冷えるとちぎれそうな寒さに耐えなければなりません。
高価なものでなくても良いので用意するようにしましょう。
一番外側に着るこの防風ジャケット。
厚手や裏起毛の温かいジャケットが必要なのではないか?と思う方が多いかもしれませんが、
ベースレイヤーでしっかり保温/速乾性を保てていればこのジャケットは薄いものでも大丈夫です。
実際私は「風を防いで体温を逃がさない」ことに重点を置いてものを選んでいるため、厚手のジャケットではありません。
ライドから帰ってきてジャケットを脱ぐと、内側が汗で濡れていることが多いです。
この長袖ジャージは、ベースレイヤーの「上」、防風ジャケットの「下」に着ます。
冬用の厚手のジャージでも、秋用の薄手のジャージでも、どちらでも構いませんので
その日のライドの強度に合った厚さのジャージをお選びいただけると良いと思います。
私は海外ブランドのジャージを着ることが多いのですが、
「Thermal jersey」と名の付く冬用のジャージをチョイスすることが多いです。
冬のライドを快適に過ごすための必須のアイテムと言って過言ではありません!
ピンからキリまでありますが、私が使用しているのは
①オーストラリアのサイクリングアパレルブランド「MAAP」のWomen's Thermal Base Layer Tee
➁モンベルのジオライン
の2種類をライドの強度によって使い分けています。
①は厚めの生地でありながら高い速乾性を備えた温かいベースレイヤー。
半袖なので重ね着をしても袖の部分がゴワゴワにならず、それでいて体感の温度はしっかり保てる良品となっています!
お値段は2025年1月19日現在で110AUD。
約11,000円と少々お高めでしょうか。
➁はモンベルのジオラインシリーズ。
こちらのベースレイヤーも「登山用」です。
そしてお値段は3,520円(税込)で、お得に買うことができます。
このジオラインシリーズは、モンベルが糸一本から開発したもので、「汗冷えに特化」したものなのでお値段だけでなくその性能もピカイチです!
①も➁も素材のほとんど、もしくはその全部がポリエステルとなっているため、汗の速乾性に重点を置いていることが分かります。
全身の血流を温かく保つために、「首」を保温するネックウォーマーは必需品であると言えます。
このネックウォーマーも普段使いからスポーツ全般用、ロードバイク用まで様々なラインナップがありますが、
決して高価なものを買う必要はありません。
3~4,000円程度のものでいいので、「薄手」のものを選ぶことをおすすめします。
私が過去にチョイスして失敗したものとして「フリース素材」のネックウォーマーがあります。
首元もたくさん汗をかきますので、汗を吸ったネックウォーマーは汗冷えの原因になりますので、
吸湿性と保温性に優れた「メリノウール」素材の薄手のものを選びましょう。
モンベルやワークマンで安価なものが手に入ります。
ソックスは外から見えない部分なので人によって様々ですが、
私は保温性・吸湿性にすぐれたメリノウール素材のソックスを履くようにしています。
夏用の靴下を2枚履くという方もおられるようですので、予算や履き心地に応じた選び方をしてください。
つま先にカイロを貼っている方もいるみたいですね!
私がロードバイクを始めてから今まで一番「沼った」アイテムです。
理想は春夏/秋/冬でグローブを使い分けることをおすすめしますが…
冬用のグローブを選ぶポイントとしては
という感じになります。
数千円から1~2万円と様々な価格帯のグローブがありますが、
「安物買いの銭失い」にならないようある程度良いものを買っておくことをおすすめします。
メーカーの商品説明に「気温〇度~〇度対応」のように記載があるので、それを参考にすると良いです。
指先がかじかむとライドが辛いですし、ダウンヒルの時はブレーキが利かなくなって危険なのでグローブ選びは重要です。
毎年シューズカバーを履くようになると「今年も冬が来たな」と感じるくらい、
冬の必須アイテムと言っても過言ではありません。
このシューズカバーの主な目的は「冷たい風から末端を守ること」です。
そのため防風性に優れた「ネオプレーン素材」のものがオススメです。
ロードバイクのシューズは軽量性と通風性に特化したものがほとんどなので、
シューズカバーをつけずに冬のライドに出かけると、すぐに足の感覚がなくなってしまいます。
奮発して1万円程度のものを買えば冬のライドが格段に快適になりますので、高品質なものを買いましょう。
ビブタイツはロードバイクウェアの中でも非常に高価なウェアのひとつですが、
冬場のライドに欠かせないもののひとつです。
ビブタイツを選ぶ時のポイントは下記のとおりです。
風が当たる面積の大きい体幹と比べて、下半身は常にペダリングしているためそこまで寒くありません。
しかし、薄手のスパッツのような素材を選んでしまうと風通しが良すぎて寒いですので、
防風性や保温性にすぐれた素材のものを選ぶことが大切だと思います。
(それにしてもビブタイツって本当に高いですよね…)
この記事を書きながら痛感したのですが、冬の装備って本当にたくさんありますね。
お金を出せばよいものが手に入るのは当然なことではあるのですが、
全てのウェアを高価なブランドで統一するのは大変なことだと思いますので、
筆者のロードバイク歴を振り返りながら
「ここにはお金をかけた方がいいな」
「お金をかける優先度はこうかな」
というポイントをまとめていきたいと思います。
お金をかけた方が快適に過ごせるウェアと、プチプラで済ませられるものを選んでみました。
【お金をかけた方がいいもの】
【プチプラでOKなもの】
【できればお金をかけた方がいいもの】
これまで様々なロードバイクグッズを購入してきた中で、
値段の高い安いがダイレクトに品質に響いているなと感じたのが
「お金をかけた方がいいもの」で挙げた3つです。
安価なシューズカバーはつけている効果を感じにくいものが多かったですし、
安いグローブは防寒性が低かったり、温かくてもゴワゴワしてハンドリングの快適性が損なわれたりします。
またジャケットは良いものを選ぶと軽く、温かく、動きやすいです。
私が初心者の頃はセールやフリマアプリを活用してなるべく安く買えるよう努力していました。
一方でプチプラでOKなものは、意外とたくさんありました。
いずれも選ぶポイントを間違えなければ安くても快適なものはたくさんあり、
ほとんどが1万円以内で買えるものばかりですのでAmazonを活用するなどしてなるべく安く抑えましょう!
ちなみに私は2枚で2,400円の防風キャップを使っています(笑)
最後にできればお金をかけたいものとしてビブタイツを挙げました。
理由としては、ビブタイツは防寒性の良し悪しで値段が決まるというよりも、
パッドの機能性によって値段が変わるもので、単純に値段だけでは甲乙つけがたいためです。
長時間のライドを快適にするためには機能性の高いパッドが搭載されたものを選ぶのが良いです。
そうなると冬用のビブタイツは3万円~5万円くらいの値段になってしまうため、
パッドの快適性が損なわれないようにしつつも防寒対策がしたい方は、
夏用のビブタイツの下にレッグカバーを着用するという方法がいいかもしれません。
ただ、私はレッグカバーの着け心地あまり好きではないのでこの方法は使っていません。
海外のサイクリストはレッグカバーを使う方が多いと聞いたことがありますのでここは好みだと思います。
ロードバイク用のウェアは高価なものが多いため、優先度が高いものから順番に揃えていって、
優先度が低いものは後回しにするというのが現実的かもしれません。
私が初心者の頃は、どうしても機能性を担保したいビブタイツや防風ジャケットは、高価なブランドのものを中古で購入していました。
そしてシューズカバーやグローブは品質とコスパ重視でシマノのアイテムを選んでいました。
その他プチプラで済みそうなものはAmazonなどで安く購入しつつ、
お気に入りのブランドで欲しいアイテムがセールになると、即座に購入するという日々を過ごしていました(笑)
一冬で完璧に揃えるのって現実的ではないんですよね…
そしてロードバイクウェアを安く買うための自分の涙ぐましい努力を思い出して懐かしくなりました(笑)
これは冬用の服装とは関係がないことなのですが、冬場特有の話なので最後に補足として説明したいと思います。
冬にありがちなサングラスの悩みとして
「レンズの内側が曇る」
という点が挙げられます。
これは気温が低い季節にライドしたことがある方は経験があると思うのですが、
ライド中に信号停止したときにレンズの内側が曇って一時的に視界が遮られてしまいます。
理由は、レンズの外側の表面は低い気温にさらされつつも内側は体温で温かくなるため、
温度差により空気中の水分が結露してしまうことが原因です。
信号が青になり走り出すと結露は解消されるのですが、
安全面を配慮するとレンズは曇らない方がいいですので
といった対策が有効です。
ベンチレーションの有無でサングラスの価格が大幅に上がることは少ないですし、
曇り止めは1,000円程度で購入できるので、安全なライドのためにも対策しておきたいポイントです。
この記事ではロードバイク初心者の方を対象に、冬場の服装についてまとめました。
冬場はロードバイクに乗るのを控える方もいらっしゃるかと思いますが、
冬だからこそ楽しめる景色やグルメもあり、この時期に乗るメリットはたくさんあると思います。
冬のライドを快適に過ごすためのポイントを押さえつつ、
初心者の方が陥りがちな注意点を意識して
優先度をつけ、プチプラ商品を活用しながらウェアを用意することが大切です。
また全ての項目に共通して言えるのが「汗冷え」を防ぐことが最も重要となります。
この汗冷え対策ができていないと「冬のライドは過酷でつらいもの」という印象が染みついてしまい
冬場はロードバイクから足が遠のいてしまいます…
ポイントを押さえて装備を用意すれば、冬場でも快適に走行することができますので、
この記事が皆様のお役に立てば嬉しいです。
今回は気温0度~10度の冬場を対象のロードバイクに乗る時の服装についてまとめましたが、
地面が凍っている可能性がある朝夕のライドや
気温が下がりやすい山の走行には十分に気を付けて、
ロードバイクを長く楽しめるようにしてくださいね!
私が運営しているサングラスブランド「being」では現在、
を取り扱っています。
特にLiberoはInstagramのフォロワー様からの声で誕生したサングラスでたくさんの方から愛されているサングラスです。
リベロはラテン語で「自由」という意味があり、
調光サングラスで時間からも天候からも「自由」になり、また多様なカラバリで自分を「自由」に表現できるサングラスです。
3段階調整可能なノーズパッドも搭載しており、
長時間のライドでもずり落ちにくい設計となっていますので快適なライドのサポートが可能です。
興味のある方はオンラインストアをご覧になってみてください!