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サイクルウェア個人輸入の具体的手順|送料・関税支払い・安全な決済方法…など注意点まで解説

サイクルウェア個人輸入の具体的手順|送料・関税支払い・安全な決済方法…など注意点まで解説

執筆者: 樫部結香

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読む時間 2 min

こんにちは、ロードバイク用サングラスブランド「being」を運営しているかっしーと申します。


皆さんは、普段どんなサイクルウェアを着ていますか?


国内ブランドのウェアを着ている方もいれば、海外ブランドのウェアを着ている方もいらっしゃると思います。


私は自転車に乗ることはもちろん好きなのですがサイクルウェアのコーディネートを楽しむことも大好きで、


小物はAmazonなどでプチプラで購入しつつ、


サイクルウェアは主に海外ブランドのものを個人輸入して着用しています。


過去に購入したことのあるブランドとしては


  • MAAP(オーストラリア)
  • Rapha(イギリス)
  • Cafe du Cycliste(フランス)
  • PAS NORMAL STUDIOS(デンマーク)
  • Monton(中国)


などがあります。


今回は、


  • 海外ブランドのサイクルウェアを入手する方法が知りたい
  • 海外ブランドのサイクルウェアを安く買う方法を知りたい
  • 個人輸入をしたいけど経験がないので具体的な方法が知りたい
  • 個人輸入をする時ちゃんと届くか不安
  • 個人輸入をする時の関税の支払いについて知りたい
  • 個人輸入をする時の安全な決済方法を知りたい


といった方を対象に、具体的なサイクルウェアの輸入方法を解説します。


後半のパートでは、Cafe du Cyclisteの商品を実際に注文してみて、自宅に届き、関税の支払いをするまでの一連の流れを


実際の操作画面を元に説明していますので、


個人輸入に挑戦してみたい!という方は参考にしてみてください。


執筆者:かっしー

ロードバイク歴6年目の31歳女性。

ヒルクライムやロングライドで身体を追い込みがち。

ウェアやサングラスが好きすぎて、理想を追求すべくロードバイク用サングラスブランド「being」を設立。

福岡県を中心に、徐々に活動範囲が広がっているという噂。

beingのストアはこちら

この記事で分かること


【海外ブランドのサイクルウェアの入手方法がわかる】

 どうやったら海外のサイクルウェアを買えるのか解説しています。


【海外ブランドのウェアを安く買うオススメの方法とメリットが分かる】

 海外ブランドのサイクルウェアをお得に買う方法とメリットについて解説しています。


【個人輸入の際に気を付けるポイントが分かる】

送料・関税・決済・返品について注意すべきポイントを解説しています。


【サイクルウェアを個人輸入する具体的な手順が分かる】

 実際に海外サイトでサイクルウェアを注文し、その手順を解説しています。

※ここで注文したものは完全にプライベート用として使用します。


【筆者が過去にしてしまった失敗について分かる】

 過去に個人輸入をした際にしてしまった失敗について、事例を共有します。


ご注意いただきたいこと

海外の取引を含むため、執筆者はこの記事で下記の事項において責任を負うことはできかねますのでご注意ください!


  • クレジットカードが不正利用されてしまった
  • 関税の税率や関税額が想定と異なっていた
  • 関税の免税適用がなされなかった※
  • 消費税・地方消費税の金額が想定と異なっていた
  • 配達中に荷物が紛失してしまった
  • 商品のサイズが自分に合わなかった
  • 返品や交換時にカスタマーサービスとコミュニケーションが取れなかった


※個人事業主としてすでに海外輸入をしている方の場合、個人輸入のつもりでも


一般輸入(商用目的)とみなされて免税適用がなされない場合があります。

上記に気を付けていただきながら、本記事をご覧ください!


それでは早速見ていきましょう!

海外ブランドのサイクルウェアはどこで買う?

海外ブランドの商品を入手する方法は主に4つあります。


  1. 日本の代理店の実店舗で買う
  2. 日本の代理店のオンラインストアで買う
  3. 海外の代理店のオンラインストアで買う
  4. ブランド公式サイトで購入・個人輸入する


まず、1と2は国内のストアで買うため、商品価格はもちろん「円」ですし、


国内配送なので商品の紛失リスクや決済に関する不安は少ないです。


返品やサイズ交換も楽々行えます。

3についてはおそらくこの中で最もハードルが高い購入方法です。


海外の代理店で買うと、決済方法が限られていたり、きちんと商品が発送されるか分からない


という不安がつきまといます。


完全自己責任でショップ選びをしなければなりません。


過去に一度インドネシアのサイクルショップでジャージを注文したことがあるのですが、


発送通知が届いても半信半疑で、無事手元にきれいな商品が届いたときは安堵したのを覚えています(笑)


そして海外のよく分からない決済手段を使ったので不正請求されないか心配でした😓

そして4の「ブランド公式サイトで購入し、個人輸入する」というのが


今回主に紹介する方法となっています。


ブランドの公式サイトでは新商品からセール品まで豊富なラインナップが揃っています。


ただ、商品価格がUSDだったりEUR表記だったりするので


「え、これ買ったら結局いくらかかるん?」と疑問に思う方が多いかもしれません。



ただ、筆者が過去5年間いろいろなところでサイクルウェアを買ってきた中でもおすすめしたい方法が


この「個人輸入」の方法です。



理由は次の章で解説したいと思います。

海外ブランドのウェアを安く買うオススメの方法とメリットは?

海外ブランドのウェアを買う方法はいろいろあると解説しましたが、


私がオススメする方法は「個人輸入する」という方法です。


大きく分けて、理由は3つあります。

【理由1】代理店手数料が乗ってないので安く買える

当たり前の話ですが、海外ブランドの日本代理店は、商品を仕入れてそれ以上の価格で販売します。


その差額が粗利になるわけなのですが、


ショップとして利益を出すために、当然代理店が得るマージンがあります。


そのため、代理店を通して買うとややお値段が高めになってしまいます。


公式サイトで購入すると、代理店手数料が乗っていない価格で購入できるため、


お値段が安くなることが多いです。

【理由2】為替レートによっては更にお得になる

海外ブランドの公式サイトで購入する場合、商品価格は外貨で表記されているパターンと円で表記されているパターンがあります。


例えば


MAAPはサイト自体は英語表示で価格はAUD表記


Cafe du Cycliste/Rapha/PAS NORMAL STUDIOは日本語表示のサイトが利用可能で商品価格も表記となっています。

現在はどの通貨もかなりの円安(レートが上がる)になっているので格安で買うのは難しいのですが、


4年前まではAUDは80円前後でした。


MAAPのジャージを日本の代理店で買うと23,500円ですが、


オーストラリア本国のサイトで買うと235AUD×80円=18,800円と、


価格が違ってくるのが分かると思います。

このため、私は海外サイトで買う時は日本の代理店と価格を比較して、関税なども計算に入れたうえで安い方で購入するようにしています。

ただし、個人輸入は


後述する関税・消費税が発生するケースがある


外貨をクレジットカードで決済すると、外貨決済手数料が1.6%~2.5%かかる


という注意点があるので、これらを計算に入れてから注文する必要があります!

【理由3】ラインナップが豊富

ブランド公式サイトだと新商品が定期的にラインナップが追加されていくため、


とにかくラインナップが豊富です。


国内の代理店だと欲しいカラーがなかったり、欲しいサイズがなかったりしますし、


特にレディースのウェアは店舗に置いていないことも多々あるため、


ブランド公式サイトでは欲しいものが揃っていて、どれを買おうか迷ってしまうことが多いです。


さて、ここまでは海外ブランドのウェアを手に入れる方法と個人輸入のメリットをご紹介しましたが、


次は個人輸入をする時の注意点について解説していきます。


「意外と気を付けることが多いんだな…」と心が折れそうなあなた!


後半では実際に海外サイトで注文し、関税の支払いを済ませるところまで


実際の取引画面を例に解説していますので参考にしてみてください。

個人輸入をする時に気を付けるべきポイントとは?

大まかに7つの項目に分けて注意点を整理してみました。

【1】送料は無料なのか?どれくらいかかるのか?

日本国内の配送方法はゆうパック/宅急便/佐川急便などがあると思いますが、


いずれも1,000円~3,000円程度ですし、


私たちは普段Amazonなどで「送料無料」の対応に慣れています(笑)


しかし、サイクルウェアの輸入は国際配送になるため、送料は高額になります。


基本的にどのブランドも「送料無料ライン」を設けていますので、


欲しい商品をチェックした後に送料無料ラインをクリアしているかどうか見てみてください。


下記に主要ブランドの送料無料ラインをまとめてみました。


※いずれも2025/1/28時点の情報です


【MAAP(オーストラリア)】

 500AUD以上の注文で送料無料、それ未満は45AUDの送料が発生


【Rapha(イギリス)】

 18,000円以上の注文で送料無料、それ未満はスタンダード配送で送料1,500円が発生


【Cafe du Cycliste(フランス)】

30,000円以上の注文で送料無料、それ未満は3,000円の送料が発生


【PAS NORMAL STUDIOS(デンマーク)】

 200EUR以上の注文で送料無料、250EUR未満の注文は最大40EURの送料が発生


※PAS NORMAL STUDIOSについては内容が矛盾していて曖昧ですが…


公式サイトに乗っている情報を和訳してそのまま記載しています。

この4つのブランドを例に挙げると、最低でも18,000円分の注文をしなければ送料は無料になりません。


ソックスやキャップなどのアクセサリーだけが欲しい場合は送料がかかりますし、


ブランドによってはおおよそ5万円分の買い物をしなければ送料が無料になりませんのでご注意ください。

【2】関税はどれくらいかかるのか?

この関税問題が、もっとも個人輸入のハードルを上げている要素なのではないかと思います。


また、正確に言うと個人輸入でかかる費用としては関税の他に「消費税・地方消費税」もありますので


こちらについても解説させていただきます。

ちなみに関税および消費税は


  • 販売元のショップが負担する(商品価格に含まれている)場合
  • 購入者が負担する場合


の2パターンがあって、カートや注文確認画面などに明記されていますので要チェックです!


Raphaは商品価格に関税および消費税が含まれていますが、


他のブランドはほとんどが購入者負担となっていますのでご注意ください。

この関税と消費税についてはどこからどこまで説明するべきか悩んだのですが、


ずばり下記の点に注意していただければOKです!

  • 個人輸入の場合、関税と消費税は商品価格∔送料が16,666円までならかからない
  • 上記金額内でも、革製品やニット製品など、商品の素材によっては課税される
  • 16,667円~333,333円までの買い物であれば簡易税率が適用される
  • 関税の他に、商品価格∔関税額に対して消費税・地方消費税(ざっくり10%)がかかる

16,666円まで関税と消費税がかからない理由としては、課税価格が1万円以下のものは免税となるからです。


ちなみに課税価格は「購入代金×60%」で計算します。


これにより、購入代金16,666円 × 60% = 9,999.6円


と課税価格が1万円以下になり、免税適用となるんですね。

で、実際どれくらい関税と消費税がかかるんだ!?


という点についてなのですが、一応下記の通り説明していますが適当に読み飛ばしていただいてOKです。

【関税の計算方法】

購入代金 × 60% × 関税率% = 関税額(100円未満切り捨て)


【消費税の計算方法】

課税価格(購入代金×60%) ∔ 関税額 × 7.8% = 消費税額(100円未満切り捨て)


【地方消費税の計算方法】

上記消費税の金額 × 22/78 = 地方消費税額


※場合によって発生するもの

【関税立替手数料】

配送業者が私たちの代わりに税関で関税を払ってくれて、後から配送業者に支払いをするケースがほとんどです。


そのため配送業者に立替手数料を払わないといけないことがあります。

う~ん…。いろいろ計算しないと正確には分からないのか…。


と感じたと思うのですが、


私が個人輸入する時は購入価格にざっくり15%くらいかけて、「大体これくらいだな」という感じで購入しています。


後半の「実際に購入してみた」パートでは具体的な金額を用いて解説していますので参考にしてみてください。

【3】安全に決済する方法は?心配ならPayPalを使おう

さて、個人輸入したら思ったより高くなってしまったということはもちろん避けたいですが、


海外の業者に支払いをする点を踏まえると、安全に決済を済ませたいものです。

どのサイトでもクレジットカード決済が使えますが、


不正利用などセキュリティ面で不安を感じる方はPayPal(ペイパル)を使うことをオススメします。

PayPalとはオンラインで安全に決済するための送金サービスで、アメリカの企業が運営しています。


このPayPalを使った決済時は「売り手」と「買い手」の間にPayPalが入ってくれます。


われわれ消費者はPayPalへ支払いをし、そしてPayPalが事業者に代金を送金する


という仕組みになっているため、支払情報が事業者に伝わらないというセキュリティ面での安全性があります。


また、PayPalがリスクの高い取引だと判断した場合は支払いを保留するなどの対応もしてくれます。

このPayPalの登録方法や初期設定についてはこの記事では割愛しますが、


初めての方でも簡単に登録できますのでぜひ利用してみてください。


ちなみにクレジットカードや銀行口座をPayPalに連携することで利用が可能になります。

PayPalで外貨を円で支払う場合は通貨換算手数料が4%程度かかります。

【4】返品はできるのか?

サイズが合わなかった場合の返品の可否についてはブランドサイトの「Returns」というページを参照しましょう。


  • 商品受領から〇日以内
  • 新品同様で再販可能な状態であること


などが返品の条件となっていることが多いです。


また、返品をする場合は関税や消費税などは基本的には返ってこないと考えた方がいいです。


所定の条件を満たせば税関で関税の返金手続きができますが、かなり骨の折れる手続きだと思われます。

返品の際の手続(関税等の払い戻し)


https://www.customs.go.jp/tsukan/iyakuhin.htm

ちなみにRaphaは国内のカスタマーサービス(東京都渋谷区)に同梱のヤマト着払い伝票を使って返品ができる


という神対応をしています。


関税と消費税もRapha負担なので心配いらず。


これならサイズミスをしても簡単に返品できて安心ですね。


Raphaを愛用している人はサイズが合わなかった方は返品することを前提に2着買っている方もいらっしゃいます。

【5】サイズはどうやって決めたらいい?

海外ブランドのウェアを買う時に頭を悩ませるのが「サイズ選び」です。


日本人の体型に合わせてデザインされていないので、


  • 丈が短い
  • 袖が長い
  • 裾が長い


など自分の体型にサイズが合わなかった…という悲劇が起こりやすいです。


これを防ぐために必ずしておきたいことは下記の4点です。


  1. コレクションごとにフィット感が異なることを念頭に入れる
  2. サイズチャートを「cm」表記で確認する
  3. ブログやSNSのレビュー投稿を探してみる
  4. SNSで購入歴のありそうな方に質問してみる

ちなみに筆者は女性で身長168cmのやせ型なのですが、どのブランドもSサイズを購入しています。


海外ブランドのウェアはサイズが大きめなので国内ブランドと同じ感覚で選ぶと失敗します。


しかし、タイトフィットのコレクションや


アジアのメーカーのアジアンフィットのウェアを選ぶ時はMサイズをチョイスしています。

【6】問い合わせしたいけど英語だよね?

問い合わせ方法についてですが、答えは「はい、英語です」(笑)


英語が苦手な方は英語での問い合わせに不安を覚えると思うのですが、


今の時代は便利なもので、Google翻訳かChat GPTを使えば簡単に英語での問い合わせメールが作成できます。

それに日本のビジネスメールのように堅苦しい文章にする必要はありません。


海外のサポートからは「Hi, Yuka!」と返事が来るくらいなので、気楽に送ってしまいましょう。

問い合わせをする時は


  • 件名に用件を書く
  • 名乗る
  • 注文番号を記載する
  • 知りたいこと、して欲しいことを簡潔に書く


という最低限のマナーを守って、相手が対応しやすい内容を心がけましょう。

【7】個人輸入はあくまで自家消費のみ。転売厳禁!

この章の最後に個人輸入の注意点を記載しておきます。


個人輸入した商品は必ず自分で使用し、メルカリに出品したり知り合いにあげることを前提に購入したりしないようにしましょう。


理由は、個人輸入と一般輸入(商用)では関税の計算方法が異なるからです。


商用目的で輸入する場合は免税適用はありませんので、簡単に言うと個人輸入より多く関税を支払うことになります。


転売などを目的としているのに一部免税となる個人輸入を利用すると脱税・法律違反などの罰則が課せられる可能性があるので注意しましょう。

Cafe du Cyclisteで実際に個人輸入してみた

さて、ここまでは個人輸入に関する注意点などをまとめてきたのですが、


記事を読んでも不安は残ると思いますし、大体のことは分かったけど実際はどうやるの?と疑問に思う方もいると思います。


そんな方のために、先日Cafe du Cyclisteの公式サイトでお買い物をしてみました。


この章を読めば、少なくともカフェドのウェアは不安なく購入できると思うので、


困ったときはこの記事に戻ってきて細かい手続きの参考になさってください。

【STEP1】クーポン探し・送料確認

さて、カフェドで何か買おうとサイトを徘徊していたのですが、


私が海外サイトで買い物をする時は必ず「クーポン探し」をします(笑)


初回割引・紹介割引・セット割引など、さまざまな割引がありますので


ポップアップや上部のバナーの説明を見逃さないようにしましょう。

ちなみに私が注文をした時は珍しく「アンケート割引」を行っていました。


アンケート(英語)に回答すると、その場ですぐ20%オフのクーポンコードがメールで届くというものでした。


内心ラッキー!と思いながら次は送料無料ラインを確認。


30,000円以上の購入で送料無料になるようだったので、ジャージとアクセサリーにしようかなと思いながらサイト全体を見ました。

【STEP2】カートに追加

さて、いろいろ商品を見て回りましたが、


結局スポーツブラとリュックをカートに追加しました(ジャージじゃないんかいw)


この時関税は購入者負担であることが明記されていました。親切ですね。

【STEP3】個人情報の入力

さて、個人情報の入力ですが、ここは焦らず正確に入力していきましょう。


Cafe du Cyclisteでは日本語で住所を入力してOKです。


英語で住所の入力が必要な時は「記入する順序」に注意しましょう。

日本語表記の住所は


福岡県福岡市中央区天神〇-〇-〇 〇F


となりますが、


英語表記の住所は


〇F, 〇-〇-〇, Tenjin, Chuo-ku, Fukuoka-shi, Fukuoka-ken


となります。

ちょっと混乱して分からない…という方は下記サイトを活用してください。


日本語で住所を入れれば英語表記に変換してくれます。


https://kimini.jp/

【STEP4】決済・注文

今回はクレジットカード決済を利用しましたが、カフェドではPayPalも利用できます。


PayPalで決済する場合はPayPalのサイトにリダイレクトする仕組みになっています。

決済中はブラウザの戻るボタンを押したりページを閉じたりしないようにしましょう。


無事決済が完了したら注文確定画面に進みます。


同時に届くメールも確認しましょう。

  • 郵便番号や番地を入れ間違っていた
  • 注文したサイズやカラーを間違っていた


という場合は発送処理に入る前なら問い合わせをして修正をしてもらえます。


筆者は過去注文した後にクーポンを見つけてしまったので、


2回注文して「最初の注文は取り消してくれ」という迷惑な問い合わせをしたことがあります(笑)


しっかりキャンセルと返金の処理をしてもらえましたよ。

【STEP5】商品の追跡

しばらくすると、商品の発送通知が届きます。


このメールに追跡情報が記載されているので、ここから商品の輸送状況が確認できます。


初めて個人輸入したときは毎日確認して、「まだ海外だ」「日本に届いた!」「税関を通過した!」とソワソワしていました。

ちなみにカフェドの配送業者はDHLとなります。(※2025/2/1時点)


最寄りのDHLの拠点からはDHLと提携している国内の事業者が自宅まで届けてくれます。

【STEP6】関税・消費税の支払い

いよいよドキドキの関税・消費税(ここからは関税等と表記します)の支払いです。


関税等の支払い方法は主に3パターンあります。

  1. 自宅に届く際に配達員に現金で支払う
  2. 届く前にクレジットカードで事前決済をする
  3. 届いた後に関税等の請求書が届いて銀行振込/コンビニ払/クレジットカード決済などで支払う

今回はDHLがすでに関税の立て替えをしてくれていますので、私はDHLに関税等を支払うことになります。


DHLは事前に関税等の支払い依頼メールを送ってくれるので、


私はいつもメールに記載されたリンクからクレジットカードで決済をしています。

さて、ここで関税等の支払額を確認したいと思います。


今回の関税等の金額は7,280円のようですね。


この金額がどうやって決まったのか見ていきたいと思います。


Cafe du Cyclisteで購入した金額:42,700円


①課税価格の計算:42,700円 × 60% = 25,620円

 輸入許可通知書を見ると、金額が一致していました。


➁関税額の計算:25,000円(千円未満切り捨て) × 10.9% = 2,725円

 品名は「T-SHIRTS & SINGLETS OF COTTON, PRINTED」になっていました。


③消費税の計算:①∔➁(28,345円) × 7.8% = 2,184円

千円未満切り捨てで計算するため28,345円→28,000円となります。


④地方消費税の計算:③ × 22/78 = 592円

 ここも千円未満切り捨てのため2,184円→2,100円


⑤DHLに支払う費用(関税立替手数料):1,980円

これは配送業者によって異なります。


➁~⑤の合計(端数処理あり)が7,280円となっています。


※下記は税関を通過した際に発行される「輸入許可通知書」です。

こうして細かく見ていくと、合理的な計算に基づいて金額が決まっているんだな~と


興味深く感じてしまうのは私だけでしょうか😂

無事決済完了のメールが届いたので、後は商品が届くのを待つだけです。

【STEP7】受け取り

さて!関税と消費税の支払いを済ませたので、後は自宅に届くのを待つのみです!


DHLの追跡ページから、商品のお届け予定日時を指定できる便利なサービスがありますので、


家を空けることが多い方は事前にDHLを通じて時間指定をしましょう。

ちなみに万が一配達時に不在だった場合は、配達業者が不在票を投函していますので、


速やかに再配達の依頼と受け取りをしましょう。


私の地域はDHL→佐川急便に荷物を委託されているので、不在票は佐川のものが入っています。

ここでワンポイントアドバイスなのですが、


「最短最速で荷物を受け取りたい」方は、DHLのサイトで日時指定をしない方がいいです。


実際に今回注文したウェアは


DHLでは2月5日配達予定になっていたけど、佐川からの配達予定通知では1月31日となっていました。


DHL側では配達予定日が余裕を持った日付で設定されている可能性が高いので、


急いでいる場合は利用しない方が無難です。


配達予定通知の通り、1月31日に帰宅してみると佐川急便の不在票が入っていました。


早速再配達の依頼をし2月1日に無事商品を受け取ることができました。

商品が届いたら放置せず、すぐに開封して状態の確認をしましょう!

【STEP8】商品の確認

さて、早速開封していきたいと思います!


今回はビニール袋に梱包されて送られてきました。


海外配送の場合は荷物が乱暴に扱われてボコボコの箱が届くこともあるのですが、袋が破れているということもなくひとまず安心。

商品は


  • キャリーオール リュックサック
  • スポーツブラのセザリン


を注文しましたが、カラーもサイズも注文通りのものが届きました。


開封し、ほつれや汚れ、傷がないか確認しましたが、こちらも問題ありませんでした。

ここまで確認したら、「個人輸入完了!」となります。

余談ですが、このカフェドのリュックすごくいい…。


元々所有していた旅行用リュックは35Lで重量1,670gあってとにかく重かったんですが、


このリュックは45Lの大容量でありながら重量は1,400gで重さが気になりません。


しかも、サイクリストに優しいシューズ用のコンパートメントもあり、文句なしのクオリティです!

ちなみに注文~受け取りまでにかかった日数は「7日」でした。


追跡情報を見てみると、私が注文した商品の壮大な旅路を振り返ることができました(笑)

1月25日 :夜間に注文

1月27日 :出荷(フランスからスイスを経由)

1月28日 :発送通知が届き、追跡可能に(DHLのドイツ拠点に到着)

1月29日 :国内で税関の手続き完了(香港経由で関西国際空港に到着後、福岡へ輸送)

     関税の支払依頼メールが届き、決済完了

1月30日 :DHLから佐川急便へ委託

1月31日 :配達(不在)

2月1日 :再配達以来後、受け取り完了

これだけの国と拠点を経由して7日で届くのはすごいですね。


フランス→スイス→ドイツ→香港→大阪→福岡となっています(笑)

さて、ここまでは具体的な個人輸入の方法を解説しました。


意外と簡単そうなので自分でもできそう!と感じていただけたら嬉しいです!

筆者が過去にしてしまった失敗について

最後に、筆者が個人輸入をした時に犯してしまった失敗について共有します。

【失敗1】店舗受け取りにしてしまった

以前海外サイトでサイクルグッズを購入したとき、待っても待っても商品が届かなかったことがあります。


無事商品が届くのか不安に感じ始めた頃、ショップから1通のメールが届きました。

「Hi! 店舗受取を選んでるけど、いつ取りに来るの?」

ここで自分の失敗に気付きました。


日本にいながら海外の店舗での受け取りを選んでしまったことに…。


日本ではあまりないですが、海外では店舗受取が選択できる場合があります。


「Pick Up」を選んでしまわないように注意しましょう。

【失敗2】関税がかかることを頭に入れていなかった

海外サイトでウェアを注文した時に、関税のことを全く考慮していなかったことがありました。


その時は自宅に商品が届いたときに現金で関税を支払うように言われたのですが、


正直頭にない支出が分かったときは


「え、まじ?」となり、なんだか損した気分になります。

この記事では関税の計算方法を解説していますので、できれば大体どれくらいかかるのか事前に計算しておきましょう。

【失敗3】クーポンコードを使うのを忘れていた

先ほど少し触れましたが、過去注文した際、決済後にクーポンを見つけたことがありました。


その時は再度注文しなおして、最初に入れた注文は取り消してもらいましたが、


時差があったり英語で問い合わせをしなければならない煩わしさを考えたら、


なるべくミスせずに注文を完了させたいところです。

まとめ

ここまで海外ブランドのサイクルウェアの個人輸入の方法をご紹介しましたが、


まとめるとこんな感じです。

  • 海外ブランドのウェアは国内外の代理店で買うことができるが本国の公式サイトで買うとラインナップが豊富で安く買える可能性がある
  • 送料はお高めなので、送料無料ラインを確認する
  • 関税はショップ負担か?購入者負担か?必ずチェックする
  • 大体どれくらい関税と消費税がかかりそうか計算してみる
  • 安全な決済手段としてはPayPalがオススメ
  • 返品できるか?リターンポリシーを確認する
  • サイズチャートは「cm」表記で見る!SNSなどを参考に
  • 問い合わせは英語だがGoogle翻訳でOK
  • 店舗受取にしてないかどうか確認しましょう
  • 個人輸入はあくまで自分で使う場合のみ可能なので注意!

サイクルウェアブランドは近年多様化しており、海外に視野を広げるとたくさんの選択肢があります。


自転車に乗るだけでももちろん楽しいですが、


自分のお気に入りのウェアに身を包んでいるとテンションが一段階アップするので、


是非ウェア選びにはこだわってみてください。

商品ページ以外でカフェドのウェアを見たい!


コーディネートを参考にしたい!

という方は、下記のお二人がアンバサダーをされているので参考になると思います。

けんたさんのインスタはこちら


ベキさんのインスタはこちら

執筆者:かっしー

ロードバイク歴6年目の31歳女性。

ヒルクライムやロングライドで身体を追い込みがち。

ウェアやサングラスが好きすぎて、理想を追求すべくロードバイク用サングラスブランド「being」を設立。

福岡県を中心に、徐々に活動範囲が広がっているという噂。

beingのストアはこちら